天空のエスカフローネ1話 運命の告白 感想
あまりにたぎったので毎話感想書いていきます笑 放映時から合わせて3周目の感想です。
荘厳な音楽からスタート。もう掴みがすごい。
カードはタワー。波乱の運命ですね元気でボーイッシュなJKひとみの表紙が新鮮。ときかけの子みたい。いまどき見られない造形だなあ。普通ならゆかりがヒロインになると思う。かわいいし。
ジャージ姿のひとみの動きが伸びやかで気持ちいい。彼女は今の世界で幸せで、それがラストに繋がる気がする。
最初にバァンの幻影を見るとこ、バァンのびっくり表情もあり、とても印象に残る。放映時はここまでで心を掴まれたんだっけ。
バァンはまだ幼い印象。
倒れて天野先輩からもらう言葉。
踏み切りのときの思い切りのよさ、勇気を出して。
バァンはいつも踏み込みが甘いと言われてたけど、かぶるなあ。
そして、バァンのカード、竜、サーペントのエース。意味は勇気。
エスカフローネは勇気の物語でもあるのかもしれない。
ラストの選択も、ある種の勇気なのかと思うと感慨深い。
そして、竜のカードはこれからずっと何かにつけてひとみを見守る。そう、バァンの基本は見守る笑 このへんも女の子にとって理想の騎士って感じ!萌える(見た目は騎士とはかけはなれてるけど笑)
ていうか、なんでひとみとバァンが運命の相手なのかはわからないが笑、運命の相手はバァンでした。というのは最初から提示されてるのね。バァンが竜退治に臨む覚悟も青くてよい。
そして運命の告白。
ここまでで前半。なんて緻密で濃いのだろう。
後半。
勇気を出して走るひとみ
同じく勇気を出して異世界で走るバァン。
様子の端々からバァンの緊張がうかがえるのがよい。ひとみと同じ未熟な存在で、勇気ひとつで駆け出していくような子であることが最初からわかる。そして二人のシンクロも。
バァン召喚。
少女漫画的な展開から一変してガチファンタジーに。引き込まれる。
バァンのカッコはドラゴンスレイヤーそのもの。ひとみにしかわからない言葉を話す。明らかに余裕がなく焦っている。それでもにとみたちを守ろうとする。
彼を追ってくる、まがまがしい竜。
竜の炎を盾で防ぐ様子はRPGの勇者のよう。
でもバァンは竜に攻撃され地面を転がり、血を吐く。
バァンの未熟さ、死んじゃうんじゃないのこの坊やとなる感じがよく出ている。
3人を逃がそうとするバァン、すぐにそのとおりにする3人。竜と少年が現実のものであるとわかる。
竜に飛び掛かるバァン。竜と戦うバァンのアクションが身軽で気持ち良い。弓とかも持ってるし、モンハンに出れそう。
こういうガチフォンタジーなバァンはもっと見たかったな。
鎌倉の神社の鳥居を走り、3人を追う竜。
竜と対峙するバァン。
バァンは弱く未熟だが、無駄に身軽で、全身全霊(いっぱいいっぱいで余裕がない)なのがアクションや表情から伝わってくる。バァンの少年ならではの勢いがとてもよい。
だが、竜のうろこには剣は通用しない、ピンチ。
ていうかファーネリア、次期国王候補の王子にこんなことやらせるのってブラックすぎるだろう…
そのとき、ひとみはバァンが死ぬビジョンを見る。声をかけるひとみ。
バァンは間一髪、竜の攻撃をかわし、反撃に。
ここのアクションもいい。
身軽さを生かし、鱗がない尾の裏面から一気に切り落とし、すかさずドラグエナジストを抜き取る。迷いのないアクションが小気味いい。
未熟だが、成長要素が大きいこと、一度決めたら迷わずまっすぐなことが伝わってくる。
その後の竜が消滅するときの悲しそうな表情もいい。命がけで戦って倒したのに、嬉しそうな顔をしないバァン。この少年の性格、やさしさがここまでで十分に伝わってくる。
声をかけるひとみに素直に礼を言えないバァン。男尊女卑的な教育のせいか、苦戦したのは事実で気恥ずかしかったのか、女の子に慣れてないのか……。
そして怒った瞳のビンタと涙。めっちゃ驚き顔のバァン。
バァンはかわいい同年代の女の子に命を助けられたことも、同等に話しかけられたことも、殴られたことも、目の前で泣かれたことも、初めてだったろう。
バァンにとって、ひとみは最初からとても印象深い女の子だったに違いない
生身の女の子に戸惑うバァンがとてもかわいいw
そのあと、ガイアに転送される二人。先輩からペンダントを受け取りガイアへ。
この辺りの表現がとてもきれい。
まわりを獣に囲まれる二人。
空に浮かぶ月と地球。
つまりガイアは月を通して地球の裏側というか対の世界なのね。
音楽と合わさって本当に美しい。