天空のエスカフローネ全話完了

実に20年ぶりにエスカフローネを見ました。

最終話前の数話グタグタとか、おにいちゃんアホとか言いたいことはあるけど、やっぱり大好きな作品。

作品を通して流れる飛翔感。

そして、あのラストが本当に素晴らしいと20年ぶりに見ても思いました笑

当時は大学生だったから初見でも理解できたからかもしれない。

これはバァンの初恋物語。人生で恋は何度もするものだけど、初恋はたった一度。

ひとみにとっても、初恋ではないが初めて両想いになった恋という、人生でたったいちどの恋。

ラストが悲しいとか、あの二人はキスもしてないとかあるけど、初恋だからね。

別れても、別れるからこそ、その重さ、思い出は刻まれるものだし、その後の人生に大きく影響する。

故郷を想って落ち込むひとみにバァンは何度も故郷へ必ず返すと誓う。

ラスト、バァンを本当に想うってどういうことなんだろうってひとみが初めて疑問を抱く。

移ろいやすい人の心は永遠となり得るのかとドルンカークが言う。

アレンの父は最期ひとみの祖母にあってあのペンダントを託し、家族への愛にも気づいて死ぬ。

そのペンダントはひとみからバァンへ…

前半から中盤の挫折と成長と活劇とボーイミーツガールテイスト、そしてこのラスト。

ロボットファンタジーだけど、根っこは初恋とはどんなものかを描いた素晴らしい作品をかなと改めて思いました。

あと登場人物が基本やさしい。大人がいい。

クルセイド隊のみんな、よかったなー。

海外で人気なのも納得、本当に美しい作品。

ひとみ、バァン、初めて愛した人が素敵な人でよかったね。きっとこの先の恋愛に好影響を与えてくれると思うよ。